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au.sophia

Author:au.sophia
東大和市在住。ピアニスト。幼い頃からピアノの音色に興味を持ち、以来あらゆるジャンルの音楽に挑み「ジャンルを問わぬピアニスト」の異名を持つ。国立音楽大学在学中よりその才を生かし、結婚披露宴でのピアノ演奏


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タイトルの本は、共産党の不破哲三氏が書いた本で、戦争をどのようにとらえたらよいのかを不破さん独自の鋭い視点「科学の目」でわかりやすく説かれている。とはいえ、私が全く知らなかった日本の戦争の詳細が事細かに書かれているので、ひとつひとつ噛み砕いていくように学ぶ必要があった。そんな膨大な情報と知識の宝庫であるこの本に対して、感想をひとことで述べるのは全く持って僭越で無理な話なのだが、不詳私が感じたことをいくつか述べてみよう。

まず、「お国のために」戦ってくれた英霊とよばれる兵士たち。この方々がどんな最期をとげたのかというと、半数以上・・・・全体においては8割以上の兵士が餓死したということ。これは兵たんのシステムが杜撰で、外地で戦う兵士に対してほとんど食糧補給がなされていなかったこと。これは海外の各国、ドイツですら兵たんのシステムはちゃんと機能していたそうである。ご飯もろくにたべられない、食べさせてもらえない兵士が果たして充分な力を発揮して相手国と戦えるであろうか?これは今でいうブラック企業と変わらないのではないだろうか?

また、戦略も、中央は地図上の紙の上だけで行っていたということである。たとえばニューギニアの戦いでは、富士山よりも4000メートルの高い山をこえてポートモレスビーへ向かえとの指示を出した。健康な人でさえ困難な熱帯ジャングルの中を超えるのは至難の業であるのに、餓死寸前の兵士がこんなところをよくぞ進めたものだと、驚きを禁じ得ない。私は日本人に「愛国心」が足りないと常日頃漠然と感じていたのだが、こういう話を知ると薄々その理由がわかるような気がしてきた。これではブラック企業なんてレベルの話ではない。

また、「一億玉砕」ということばがあるが、これは終戦の一年ほど前にいわれた言葉だが、全て失い勝算もまったくなくなった時に、国民を守るでなく国民全員死んでもこの国を守り抜くという中央の考えにはひっくりかえりそうなほど驚いた。何のための戦争なのか?国民を守るための戦争ではないのか?国民が全員死んだら国を守るなんてことは到底出来ない。当時、「天皇の命は山よりも重い。己の命は鳥の羽よりも軽い」という教えを叩き込まれていたという。こんな思想はもはや21世紀には通用しない。

ポツダム宣言で日本は無条件降伏を押し付けられたといわれているが、ポツダム宣言が発せられたのは7月26日であり、これはソ連参戦と2度の原爆投下の前だったということである。日本は、ポツダム宣言を甘んじて受け入れていたら、これらの惨劇は防げたはずである。

こうした上記のことを諸々考えていくと、不思議な気持ちにさせられる。敵国アメリカが憎いのではなく、このような戦争を続けた我が国に憤りと悲しさが溢れてくるのである。

・・・・・・ちょっと音楽家のブログには不似合いだった内容かもしれないが、8月を迎え、しかも戦後70年を迎える今年、現在の国民一人一人がやはりしっかり考えるべきことなのではないかと思う。それには真実を学ぼうとする姿勢が非常に大事だ。私はまだまだ何も知らない。知らされていない。

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