…が、幸いにというか、かたじけないというか、クラスメイトが私を村八分にするということはなかった。
さて、それからしばらくの月日がたっただろうか?理科の授業でふなの解剖が必須として行われることになった。教室内にメダカの水槽とは別に、大きな立派なふなの入った水槽が置かれた。私を含むクラスメイト達はもの珍しさ、好奇心とふなに対しての親近感からよくその水槽を覗いた。大きなさかなは見応えがある。しかし見ている内に、きっと誰もが感じていただろう(このふなは何日かしたら解剖されちゃうんだ)との思いで胸が痛くなった。私はメダカの経験が関係あるかないかは別にして、(殺生は許さない!)と、いつかこのふなを学校のわきの川に流してやろうと企んでいた。しかし水槽は重いし、ふなはデカい。どうやって逃がそうか、と考えている内に解剖の当日になってしまった。私はふなを逃がせなかった自分を責めた。今でもはっきりと覚えているが、この時ばかりは先生をコワいとは思わなかった。むしろ逃がした後で先生とどう議論を戦わそうかと考えていたほどだったのに、行動に出せなかった自分が許せなかった。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://maingauche07.blog120.fc2.com/tb.php/115-4b797cf9